YOLOBOI

戦車砲弾頭の仕組みと選び方

翻訳元:http://forum.warthunder.com/index.php?/topic/145355-tank-shells-and-choosing-your-loadout/

 

基本事項
 
弾頭の命名システムは至って単純であり、実際に砲手が何を装填しているのかわかりやすいように出来ています。文字列が何を表しているのか理解できれば、そもそもこのガイドを読む必要さえありません。命名方法に沿って意味を辿っていけばよいのです。
 
ロシア軍の122mm砲を例として挙げてみます。この戦車砲は煌びやかな名前の砲弾を持っていますね:
 
BR-471B弾頭を見てみましょう。一見とても長くて複雑です:

 

xXL17ne.jpg
 
実際には、これだけで弾頭について知るべき要素をすべて含んでいるのです。弾頭には三つのパーツがあります:
AP- 徹甲弾
HE- 榴弾
BC- 仮帽
 
これはすなわち、この砲弾は装甲を貫き、内部で爆発し、弾道を改善するための仮帽を備えているという意味になります。後ほどこの弾頭についても詳細を追っていくつもりです。
 
 
目次
太字部分をCtrl+Fすることで直接その説明欄に飛ぶことができます:

#AP1 AP (徹甲弾)
#AP2 APC (被帽付徹甲弾)
#AP3 APCBC (低抵抗被帽付徹甲弾)
 
#AP4 APCR (硬芯徹甲弾)

#AP5 APCNR (ゲルリッヒ徹甲弾)
#AP6 APDS (装弾筒付徹甲弾)
 
#AP7 APHE (徹甲榴弾)
#AP8 APHEBC (仮帽付徹甲榴弾)
 
#HE1 HE (榴弾)
#HE2 HEAT (対戦車榴弾) 

 
弾頭
 
それでは、各弾頭について詳細に移りたいと思います:
 
AP(徹甲弾 #AP1

徹甲弾にはIS-2のABHEBC-TからシャーマンのシンプルなAP弾まで多様な種類があります。
 
まずは基本形から:
 
AP- 徹甲弾
 
これは最も原型とも言えるもので、ただの戦車砲から撃ち放つ鉄の固まりです。

 

[Spoiler]

M8v1wC1.jpg

[/spoiler]
 
用途: 他にまともな選択肢がない場合のみ。
 
----------------------------------------------- 
APC- 被帽付徹甲弾 #AP2
 
原型の徹甲弾から多少の改善が施されたもので、通常の徹甲弾の上部に軟金属の被帽をかぶせたものです。この仕組みの目的は、軟金属が初期衝撃を吸収し、AP部分を貫通しやすくすることにより、分厚い装甲でAP部分が打ち砕かれるのを防ぐことにあります。

 

[Spoiler]

KFjcp77.jpg

[/spoiler]
 

用途: 他にまともな選択肢がない場合のみ。
 
------------------------------------------------------------------------- 
APCBC- (仮帽付)低抵抗被帽付徹甲弾 #AP3
 
上記までのAP弾と同様ですが、被帽に加え、「仮帽」と呼ばれる弾道の改善(空気抵抗の削減)を目的としたキャップが取り付けられており、射程の長い目標に対しより高い精度とエネルギーを期待出来ます。

 

[Spoiler]

5lUzK0P.jpg

[/spoiler]

 

用途: 射程内の目標に対し、重要部品への大きなダメージや戦車内での跳弾による搭乗員の殺傷、弾薬庫への点火などを期待出来るでしょう。
 
-----------------------------
APまとめ

 

徹甲弾の選択にて決め手になる要素は貫通力に他なりません。ただの鉄の固まりに工夫を堪えた程度のものなので、「名前の最も長いものを選ぶ」程度の感覚、又は貫通力の最大のものを選ぶという認識で結構です。

Share this post


Link to post
Share on other sites

特殊AP(徹甲)弾
 
これらの弾頭の基礎は小型で密度の高い成分で出来ている圧子であり、最大限速く動くことで極力小さな一点に運動エネルギーを集中させることを目的としています。これにより貫通値は非常に高いものとなり、多くのプレーヤーが満タンのAPCRを搭載したり最強の弾頭だと考える理由にもなっています(私自身も含む)。

 
構成としては、軽金属の砲弾に包まれた非常に密度の濃い「コア」で出来ています。通常、コアはタングステン製、外部のシェルはアルミ製です。
 
これらの弾頭の特徴として、HE(炸薬弾)の要素は含まれておらず、すなわち一点に小さな穴を開けることにのみ特化している点が挙げられます。これは同時に、敵の急所を狙うことが出来なかった場合、最低レベルのダメージしか与えられないことを意味します。

 
------------------------------------------------------------ 
APCR- 硬芯徹甲弾 #AP4 
  
最も広く使われており、同時に誤った使い方が広まっているものでもあります。 
  
APCRの基本形はタングステンの貫通弾で、軽アルミニウム製の弾筒で包まれており最大限の貫通力を補強しています。 

 

[Spoiler]
AwfVfVB.jpg

[/spoiler]

 

用途:長距離先の敵を狙う場合、また所持する他の弾頭では貫通できない重装甲を狙う場合。すなわち窮余の一策だと考えて結構です 
  
----------------------------------------------------------------  
APCNR- ゲルリッヒ徹甲弾 #AP5 
  
「スクイーズボア」と呼ばれるこの弾頭の作用はAPCRと同じものですが、ケーシングが強固に固定されておらず、外側の(柔らかい部分)が圧搾されています。これにより通常のAPCRよりも長距離射程においてより効果的です。 
  
イギリス軍のQF2pdr砲で「リトルジョンアダプタ」を装着した上で使用されました。

 

[Spoiler]
Zap3fpw.jpg 射撃後: iF9eNqA.jpg

[/spoiler]

 

リトルジョンアダプタを装着したQF2pdr砲:

 

[Spoiler]

Bovington_guns_37_and_40_2.jpg

[/spoiler]

 

これは2pdr40mm砲の弾頭を圧搾することにより口径を〜30mmにまで押し留めています。 
  
用途:APCRの代わり。基本的によりAPCRの上位互換であるため 
---------------------------------------------------------  
APDS- 装弾筒付徹甲弾 #AP6 
  
これも通常のAPCRの改良型ですが、こちらは稠密した完全な貫通弾で、外側の装弾筒が射撃後に脱落することで、貫通弾が装弾筒の空気抵抗なく直進することができます。 
  
イギリス軍のQF6pdr、17pdr、20pdrでのみ使用されました。

 

[Spoiler]
CXuRVJ6.jpg 射撃後:vaYcNtA.jpg

[/spoiler]

 

用途:他の特殊AP弾と同様に、長距離または重装甲の貫通 
 
----------------------------- 
特殊APまとめ 
現在ゲーム内に実装されているのはAPCRのみで、条件の限られた弾頭であり、他の弾頭でダメージを与えられない場合のみ使用をお勧めできるものです。APCNR、APDSともにルールは同じで、万能型の弾頭ではありません。

Share this post


Link to post
Share on other sites

APHE(徹甲榴弾)
 
通常のAPと作用は似ていますが、内部に炸薬を積んでおり、物体との接触後貫通の有無に関わらず爆発する仕組みを持っています。
 
-----------------------------------------------------
APHE- 徹甲榴弾 #AP7
 
名前の通りです。APで、且つHEでもあります。弾頭を貫通させ、内部で爆発:敵を撃破するという仕組みです。
 
この弾頭は、通常のAP弾内中心にHE部分を含むという構造になっています。HE部位は弾首に取り付けられた導火線が引き金となり爆破します。

 

[Spoiler]

5LJIJT2.jpg

[/spoiler]

 

用途: 基本的にデフォルトで選択すべき弾頭です。
 
---------------------------------------------------------------------------------
APHEBC- 仮帽付徹甲榴弾 #AP8
 
APHEと非常によく似ていますが、すでに説明したような仮帽を装着しており、基本的にAPHEの上位互換と見て間違いありません。

 

[Spoiler]

w3rdxUU.jpg

[/spoiler]

 

用途: APHEの代替、または長距離射程。
 
----------------------
APHEまとめ
 
APHEこそが貴方が通常選択すべき弾頭だと見て間違いありません。また、他の弾頭を使用する場合も常に予備弾数を残しておくことで緊急時の対応策となるでしょう。KV-2のAC弾はAPHEの派生型ですが、戦車だけでなく建築物の破壊も目的としているものです。

Share this post


Link to post
Share on other sites

HE(榴弾)

 
-------------------------
HE- 榴弾 #HE1
 
ただのHEの場合単純に大口径砲でのみ推奨できます。個人的には122mm以下の口径ではお勧めしません。通常の122mm長砲身型の戦車砲(D-25)でもダメージ量は安定せず、ほとんど効果ゼロの場合もあります。
 
この弾頭は炸薬を中に含んだただの鉄の塊です:

 

[Spoiler]

Hr4TgSG.jpg

[/spoiler]

 
用途: 大口径砲の場合敵戦車の無力化に使用してください。152mm砲の場合必ずこの弾頭を使用してください。例えキルできなかった場合でも敵戦車に与えるダメージは10分分の修理時間に相当するでしょう。

 
--------------------------------------------
HEAT- 対戦車榴弾 #HE2
 
この弾頭は前部に成形炸薬を用い、標的に対し液体金属のジェット噴射を行います。ほぼ化学エネルギーに依存するこの弾頭は長距離射程において優れています。

 

[Spoiler]

aZti1bw.jpg

[/spoiler]

 

用途: 初期ドイツ戦車の短小75mm砲を使用する場合。それ以外では敢えて使用する弾ではありません。

 
まとめ:
 
内容の薄っぺらいガイドですが、大方の仕組みについて理解できれば幸いです。
 

ざっとまとめると、APHEをデフォルト弾頭として使用し、その他の弾頭は例外的な状況、APHEでは対処仕切れない場合などに合わせて切り替えていくというのが基本のやり方だと考えてもらって結構です。
 
例えば、IS-2の場合23発のAPHEBCと5発のHE弾を選択し、頑固なフェルディナントやヤークトパンツァー、ティーガーII(H)などに対してHEに切り替える、という形です。

その他、T-34-57 mod.43の場合、30/70のそれぞれAPCRとAPHEを持ち運びます。

  • Upvote 1

Share this post


Link to post
Share on other sites

  • Recently Browsing   0 members

    No registered users viewing this page.